とうげさんきち【峠三吉】 (1917〜1953)昭和時代の詩人。大阪府(おおさかふ)に生まれ,広島(ひろしま)に育った。本名三吉(みつよし)。1945年8月6日,広島(ひろしま)市に落とされた原子爆弾(ばくだん)の「死(し)の灰(はい)」をあび,後遺症(こういしょう)に苦しみながら原爆(げんばく)反対運動・文化運動に力をつくした。代表作『原爆詩集(げんばくししゅう)』。教科書に「仮繃帯所(かりほうたいじょ)にて」がのる。