とうざいぼうえき【東西貿易】 社会主義(しゅぎ)諸国(しょこく)(東)と資本主義諸国(しほんしゅぎしょこく)(西)間の貿易(ぼうえき)をいう。東西貿易(ぼうえき)は1940年代の後半から1950年代の前半までは,東西対立,とくに米ソ対立の激化(げきか)などの障害(しょうがい)もあり,不振(ふしん)であったが,その後は対立もゆるやかになって東西貿易(ぼうえき)は活発になった。ことに近年,旧(きゅう)ソ連(れん)や東ヨーロッパ諸国(しょこく)が市場経済(けいざい)をとりいれるようになると,東西貿易(ぼうえき)という言葉は,あまり意味をもたなくなった。