とうしゅうさいしゃらく【東洲斎写楽】 (生没年不詳(せいぼつねんふしょう))江戸(えど)時代後期の浮世絵(うきよえ)師(し)。1794〜95年のわずか10か月の間に140点あまりのすぐれた浮世絵(うきよえ)をのこしたが,そのおいたちや画歴(がれき)については不明(ふめい)。とくに役者絵・力士(りきし)絵などを得意(とくい)とし,単純(たんじゅん)な線と色とで人物の特徴(とくちょう)をたくみにとらえ,生き生きと表現(ひょうげん)した。