とうじんやしき【唐人屋敷】 江戸(えど)時代,長崎(ながさき)におかれた中国人居留(きょりゅう)地。貿易統制(ぼうえきとうせい)のため,1689年に十善寺跡(じゅうぜんじあと)薬園に設置(せっち)された。面積(めんせき)は約(やく)310a。中国人は役所への出頭や寺院参詣(さんけい)のほかは唐人屋敷(とうじんやしき)からの外出を禁止(きんし)され,日本人の出入りは役人や一部の商人などにかぎられた。