とうなんかいじしん【東南海地震】 1944(昭和19)年12月7日,南海トラフぞいの紀伊(きい)半島熊野灘(くまのなだ)に発生した,マグニチュード7.9の巨大地震(きょだいじしん)。静岡(しずおか)・愛知(あいち)・三重(みえ)県の平野部で被害(ひがい)が大きく,死者・行方不明(ゆくえふめい)1223人,全壊(ぜんかい)家屋1万7000以上(いじょう)。津波(つなみ)は各地(かくち)に来襲(らいしゅう)し,熊野灘沿岸(くまのなだえんがん)で6〜8m,伊勢湾(いせわん)で1m,静岡(しずおか)県沿岸(えんがん)で2m程度(ていど)。◇戦争末期(せんそうまっき)の大被害地震(ひがいじしん)である。