*とうばくうんどう【倒幕運動】 江戸(えど)時代末期(まっき)に,幕府(ばくふ)をたおすことを目的(もくてき)としておこった政治(せいじ)運動。「討幕(とうばく)運動」とも書く。尊王攘夷(そんのうじょうい)運動が進展(しんてん)すると,かえって外国の強さを知り,外国勢力(せいりょく)をのぞくことが不可能(ふかのう)なことを知った人々が,幕府(ばくふ)を見かぎって倒幕(とうばく)運動に転じた。1866年に薩摩藩(さつまはん)(鹿児島(かごしま)県)と長州藩(ちょうしゅうはん)(山口(やまぐち)県)は薩長同盟(さっちょうどうめい)をむすんで倒幕(とうばく)運動を進め,王政復古(おうせいふっこ)をへて,1868(明治(めいじ)1)〜1869年の戊辰戦争(ぼしんせんそう)で幕府(ばくふ)をたおし,目的(もくてき)を達成(たっせい)した。