植物や菌類などとともに生物界を代表する生物群。葉緑素がなく自分で栄養をつくることができないので,他の生物を食べて従属栄養をしている。そのために筋肉・神経などが発達し,感覚・運動などの能力があり,消化器官も発達している。発生・成長のしくみも植物とはちがっている。全動物界は,背骨のある脊椎動物と,背骨のない無脊椎動物とに2大別するが,学問的には無脊椎動物をさらに十数門に分けて,脊椎動物と並列させる。また,進化の度合により,単細胞動物(原生動物)と,多細胞動物(後生動物)とに分けられる。◇植物にくらべて,はるかに種類数が多い。