*とさにっき【土佐日記】 平安時代中期につくられた紀貫之(きのつらゆき)の日記。土佐守(とさのかみ)の任務(にんむ)を終えた貫之(つらゆき)が,934年12月に土佐(とさ)(高知(こうち)県)を船出して翌年(よくねん)2月京都(きょうと)に帰りつくまでの船旅をもとに,女性(じょせい)にかこつけて,仮名(かな)文字で書いたもの。コーチ 男性(だんせい)による最初(さいしょ)の仮名(かな)文日記で,当時の風俗(ふうぞく)や交通のようすを知る史料(しりょう)ともなっている。