としこうざん【都市鉱山】 都市部で廃棄(はいき)される,大量(たいりょう)のパソコンや携帯(けいたい)電話,家電製品(せいひん)にふくまれている金や銀,希少金属(きしょうきんぞく)などの資源(しげん)を,金属(きんぞく)を掘(ほ)り出す鉱山(こうざん)に見たて,資源(しげん)のリサイクル・再利用(さいりよう)を進めていこうという言葉。日本を例(れい)にあげれば,国内で廃棄(はいき)される(または潜在的(せんざいてき)に蓄積(ちくせき)されている)電気製品(せいひん)にふくまれる金属資源(きんぞくしげん)は,2008年現在(げんざい),独立行政法人物質(どくりつぎょうせいほうじんぶっしつ)・材料(ざいりょう)研究機構(きこう)の試算(しさん)によれば,金は全世界の天然鉱山埋蔵量(てんねんこうざんまいぞうりょう)の16%,銀は22%,インジウムでは61%にも相当し,都市鉱山(こうざん)という観点からは日本は世界有数の資源(しげん)大国ということができる。