有害な物質によって農耕地などの土壌が汚染されること。鉱山排水などによる重金属汚染,工場などの煙突からの重金属粒子による汚染,農薬やダイオキシンによる汚染,半導体工場などからの有機溶剤による汚染などがある。土壌が汚染されると,農作物や飛散した粒子が呼吸を通して人体に入り,健康をそこねる可能性がある。「土壌汚染防止法」(1970年施行)にもとづいて,カドミウム・銅・ヒ素およびそれらの化合物による農用地の汚染が規制対象になっている。
コーチ
1991(
平成3)年には水銀・PCBなど10の
物質について,
土壌汚染環境基準が
設定された。