トチノキ【〈栃木〉】

山地の谷間などに生える落葉高木。葉は大きな掌状複葉(しょうじょうふくよう）で対生する。若枝(わかえだ）の先に大型(おおがた）の円すい花序(かじょ）を直立し，多数の花を密(みつ）につける。両性花と雄花(おばな）がある。果実(かじつ）はさく果(か）で9〜10月熟(じゅく）すと3裂(れつ）し，へん球形でつやのある紫褐色(しかっしょく）の種子(しゅし）をだす。高さ：20〜30m。花期：5〜6月。分布(ぶんぷ）：北海道（後志銭函以南(しりべしぜにばこいなん））・本州・四国・九州（まれに福岡(ふくおか）・大分(おおいた）・宮崎(みやざき）の3県）。（被子植物(ひししょくぶつ） ムクロジ目(もく） ムクロジ科(か））