*とみおかせいしじょう【富岡製糸場】 1872(明治(めいじ)5)年,群馬(ぐんま)県富岡(とみおか)にもうけられた代表的官営模範(だいひょうてきかんえいもはん)工場。殖産興業(しょくさんこうぎょう)政策(せいさく)でたてられた製糸(せいし)工場。フランス製(せい)の機械(きかい)を輸入(ゆにゅう)し,フランス人技師(ぎし)をやとって女子工員を養成(ようせい)し,製糸(せいし)工業の普及(ふきゅう)につとめた。◇1893(明治(めいじ)26)年,三井(みつい)にはらい下げられた。◇日本の近代化の象徴(しょうちょう)としての価値(かち)も高く,2014(平成(へいせい)26)年6月,ユネスコの世界文化遺産(いさん)に「富岡製糸場(とみおかせいしじょう)と絹産業遺産群(きぬさんぎょういさんぐん)」として登録(とうろく)された。