とみおかてっさい【富岡鉄斎】 (1836〜1924)明治(めいじ)・大正期の画家。京都(きょうと)の生まれ。幕末(ばくまつ)には志士(しし)と交友。大和絵(やまとえ)から南画(なんが)に進み,ゆたかな色彩(しきさい)とのびのびした筆致(ひっち)で気品の高い文人画を完成(かんせい)した。代表作に「安倍仲麿明州望月図(あべのなかまろめいしゅうぼうげつず)」「大江捕魚図(たいこうほぎょず)」「蓬莱仙境図(ほうらいせんきょうず)」などがある。