トムソン(ジョーゼフ=ジョン=) (1856〜1940)電子の存在(そんざい)を確認(かくにん)したイギリスの物理学者。マンチェスター郊外(こうがい)サムヒルの生まれ。ケンブリッジのトリニティ=カレッジで物理学を学び,キャベンディッシュ研究所では,多くの人材(じんざい)を育成(いくせい)した。1897年陰極(いんきょく)線が荷電粒子(りゅうし)からなることを示(しめ)し,その微粒子(びりゅうし)(電子)の電荷とその質量(しつりょう)の比(ひ)を測定(そくてい)した。1904年には,原子を負の電気と正の電気からなるとしたトムソンの原子模型(もけい)を提唱(ていしょう)した。◇1906年にノーベル物理学賞(しょう)を受賞(じゅしょう)。