*とものよえもん【友野与右衛門】 (17世紀(せいき))江戸(えど)時代前期の治水(ちすい)家。江戸(えど)の町人であったが,駿河(するが)国(静岡(しずおか)県)駿東郡(すんとうぐん)の村々が水不足(ぶそく)で水田がつくれないことを知って,用水を引くことを計画。深良(ふから)村(今の裾野(すその)市)の名主(なぬし)の大庭源之丞(おおばげんのじょう)とともに幕府(ばくふ)にねがいでて,1666年から4年がかりで,芦ノ湖(あしのこ)の水を引く箱根(はこね)用水を完成(かんせい)させた。このあと,源之丞(げんのじょう)ともども行方(ゆくえ)がわからなくなった。