*とよださきち【豊田佐吉】 (1867〜1930)明治(めいじ)・大正時代の発明家・実業家。静岡(しずおか)県の生まれ。はじめ父の大工仕事を手つだっていたが,手織機(ておりき)の改良(かいりょう)をこころざし,1896(明治(めいじ)29)年に豊田(とよだ)式木製(もくせい)動力織機(しょっき)を発明。その後も織機(しょっき)に改良(かいりょう)をくわえ,1924(大正13)年にはイギリスの機械(きかい)より性能(せいのう)がすぐれた豊田(とよだ)式自動織機(しょっき)を完成(かんせい)した。また,豊田紡織(とよだぼうしょく)会社をおこして海外にも市場を開拓(かいたく)し,現在(げんざい)のトヨタ自動車工業のもとをきずいた。