とよとみひでより【豊臣秀頼】 (1593〜1615)安土桃山(あづちももやま)時代の武将(ぶしょう)。豊臣秀吉(とよとみひでよし)の子で,母は淀殿(よどどの)。1598年に父のあとをついだが,政治(せいじ)の実権(じっけん)は徳川家康(とくがわいえやす)にうつり,関ヶ原(せきがはら)の戦(たたか)い(1600年)後は大阪付近(おおさかふきん)を領(りょう)する1大名に落とされた。さらに大阪(おおさか)の陣(じん)(冬の陣と夏の陣)で徳川氏(とくがわし)にやぶれ,母とともに自害(じがい)し,豊臣氏(とよとみし)はほろんだ。