ドラクロア(ユージェーヌ=) (1798〜1863)フランスの画家。19世紀初頭(せいきしょとう)に流行していたととのった美をよしとする古典主義(こてんしゅぎ)的風潮(てきふうちょう)に反発,あざやかな色彩(しきさい)と動きのある構図(こうず)によって情熱(じょうねつ)や生命のはげしさを大胆(だいたん)に表現(ひょうげん)して,ロマン派(は)を代表する画家となった。その画風は印象派(いんしょうは)はもちろん,20世紀(せいき)の絵画にも大きな影響(えいきょう)をあたえた。代表作に「ダンテとウェルギリウス」「キオス島の虐殺(ぎゃくさつ)」「コンスタンティノープルについた十字軍(じゅうじぐん)」がある。