トラフ 海溝(かいこう)よりあさく幅(はば)広い海底(かいてい)のくぼ地。その形が舟形(ふながた)をしていることから舟状海盆(ふねじょうかいぼん)ともいう。トラフ形成(けいせい)の機構(きこう)にはいろいろあり,南海トラフ(紀伊(きい)半島沖(おき)から四国沖(おき)に横たわる)は,海溝(かいこう)と同じプレートの沈(しず)みこみによって生じた。これに対して沖縄(おきなわ)トラフは,拡大(かくだい)しつつある縁海(えんかい)の初期(しょき)の状態(じょうたい)と考えられ,拡大(かくだい)を始めて間がないので細長い形をしている。