西アフリカ,ギニア湾奥に面する国。政体は連邦共和制で,元首は大統領。首都アブジャ。国土の大部分はニジェール川下流とその支流ベヌエ川の流域で,中央部はジョス高原。熱帯気候で,北部はサバナ,南部は熱帯雨林。ラッカセイ・カカオ・綿花・タバコなどを産し,羊・ヤギ・牛が多数飼育される。ニジェール川三角州と沖合いの海底から産出する石油が重要輸出品。ほかにスズ・石炭などを採掘。1960年イギリス連邦の一員として独立,1963年に共和国となった。面積:92.4万km2,人口:1億5842万(アフリカ最大)。
国名の由来
ニジェール川流域の国を意味する。ニジェールは「黒い」という意味。
国旗の由来
緑は農業の豊かさ,白は平和を表す。この国の3大部族であるハウサ・ヨルバ・イボの各族が3分割で象徴される。
コーチ
住民はハウサ族・ヨルバ族・イボ族など多数の民族からなり,部族対立が深刻で,1967〜1970年には内戦(ビアフラ戦争)がおこった。