*ないせいふかんしょうのげんそく【内政不干渉の原則】 一国の国内政治(せいじ),経済(けいざい),社会の体制(たいせい)は,その国の国民(こくみん)が自らの自由意思で決めるべきものであって,外国が干渉(かんしょう)してはならないというもの。多くの戦争(せんそう)やいさかいは,この内政干渉(ないせいかんしょう)から起こってきたので,そのような悲劇(ひげき)をくりかえさないために,国連憲章(こくれんけんしょう)第2条(じょう)7項(こう)にうたわれている。しかし,最近(さいきん)のように国際関係(こくさいかんけい)が緊密(きんみつ)化してくると,国内問題も条約(じょうやく)などで国際的(こくさいてき)に規制(きせい)することが多くなり,内政(ないせい)の範囲(はんい)がせばめられてきている。