*ナイチンゲール(フローレンス=) (1820〜1910)イギリスの看護婦(かんごふ)。イタリアのフィレンツェに生まれ,ドイツで看護(かんご)学を学んだ。クリミア戦争(せんそう)(1853〜1856年)の際(さい),野戦(やせん)病院の婦長(ふちょう)として敵(てき)味方の区別(くべつ)なく傷病兵(しょうびょうへい)の看護(かんご)にあたり,「クリミアの天使」とよばれた。その後も看護婦(かんごふ)学校や多くの病院をたてて,看護訓練(かんごくんれん)や組織(そしき)の改善(かいぜん)につとめ,デュナンによる万国赤十字社設立(せつりつ)のきっかけをつくった。