アフリカ大陸東部を北流し,地中海に注ぐ大河。ウガンダ・タンザニアなどの湖沼地帯から流出する白ナイル川と,エチオピア高原から流出する青ナイル川が,スーダンのハルツームで合流し,ナイル川本流となる。河口部では大三角州を形成。青ナイル川はモンスーン季の大雨で増水するため,ナイル川下流域はたびたび洪水にみまわれ,肥よくな農業地帯をつくり,ワタ・ムギ・イネが栽培されている。20世紀に入るとアスワンダム・アスワンハイダムなどが建設された。長さ:6695km(ビクトリア湖上流のカゲラ川源流からで,世界第1位)。流域面積:298万km2。
コーチ
下流部は,古代エジプト文明の
発祥地で,ピラミッドやスフィンクス,
神殿などの
遺跡が多くのこっている。