ナイロン ポリアミド系合成(けいごうせい)高分子の総称(そうしょう)。合成繊維(ごうせいせんい)としてはじめてつくられたもので,6-6ナイロンと6-ナイロンが重要(じゅうよう)。6-6ナイロンは,ヘキサメチレンジアミンH2N(CH2)6NH2とアジピン酸(さん)HOOC(CH2)4COOHとを反応(はんのう)させると,-NH-CO-結合(けつごう)(アミド結合(けつごう))が生成(せいせい)して分子がつながる。6-ナイロンはカプロラクタムを単量(たんりょう)体として重合してできたものである。融点(ゆうてん)も高く,摩擦(まさつ)や折(お)り曲げにも強く,染料(せんりょう)にもよくそまる。◇衣料(いりょう)用繊維(せんい)のほか,釣(つ)り糸・漁網(ぎょもう)・ロープなど広く利用(りよう)される。