新潟県中央部,越後平野の南西端にある商工業都市。江戸時代は牧野氏7万石の城下町。信濃川をはさんで市街地が発達しており,昔は信濃川水運の要地であった。わが国有数の米どころである越後平野をひかえ,商業がさかん。機械・化学・製紙などの工業が発達する。近年,電子機器メーカーの進出も多く,信濃川テクノポリス構想では中心都市となった。日本初の総合ニュータウン「長岡ニュータウン」が建設され,国立長岡科学技術大学など教育や文化施設も多い。JR上越新幹線・北陸自動車道・関越自動車道などが通る交通の要地でもある。栃尾は,「栃尾紬」の名で知られる織物がさかん。近年は合成繊維織物の生産がふえている。◇2005(平成17)年4月1日,中之島町・越路町・三島町・山古志村・小国町が編入。2006(平成18)年1月1日,栃尾市・与板町・和島村・寺泊町が編入。2010(平成22)年3月31日,川口町が編入。人口:28.2万。