なかざとかいざん【中里介山】 (1885〜1944)大正・昭和時代の小説(しょうせつ)家。神奈川(かながわ)県(今の東京(とうきょう)都西多摩郡(にしたまぐん))の生まれ。本名弥之助(やのすけ)。1913(大正2)年から大長編小説(ちょうへんしょうせつ)『大菩(ぼ)薩峠(とうげ)』を『都(みやこ)新聞』に連載(れんさい)し,虚無的(きょむてき)な剣(けん)のつかい手机龍之助(つくえりゅうのすけ)という人物を創造(そうぞう)して独自(どくじ)な大衆(たいしゅう)文学の世界をきずいた。