なかのと【中能登(石川県の町)】 石川(いしかわ)県中北部,七尾(ななお)市南隣(どなり),能登(のと)半島南部の富山(とやま)県に接(せっ)する町。能登(のと)半島基部(きぶ)を北東から南西に走る邑知潟地溝帯(おうちがたちこうたい)の中央部をしめる内陸(ないりく)の町。町のほぼ中央部をJR七尾(ななお)線が通る。稲作(いなさく)中心の農業と,「能登上布(のとじょうふ)」・羽二重(はぶたえ)などの歴史(れきし)をもつ繊維(せんい)工業が産業(さんぎょう)の中心。モロヘイヤ・キンジソウなどが特産(とくさん)物。1987(昭和62)年に杉谷(すぎたに)チャノバタケ遺跡(いせき)から日本最古(さいこ)(弥生(やよい)時代中期〜後期)のおにぎりの化石が出土した。◇2005(平成(へいせい)17)年3月,鳥屋(とりや)・鹿島(かしま)・鹿西(ろくせい)の3町が合併(がっぺい)して成立(せいりつ)。人口:1.9万(2013年)。