なかむらていじょ【中村汀女】 (1900〜1988)昭和時代の俳人(はいじん)。熊本(くまもと)市に生まれる。本名は破魔子(はまこ)。俳句(はいく)雑誌(ざっし)『ホトトギス』の同人として名をあげ,日常(にちじょう)生活に題材(だいざい)をもとめた俳句(はいく)を女性(じょせい)らしい細やかな気持ちをこめてよみつづけた。おもな句集(くしゅう)に『春雪』『春暁(しゅんぎょう)』『汀女句集(ていじょくしゅう)』などがある。◇「外(と)にも出(いで)よ触(ふ)れるばかりに春の月」