ナキウサギ 北海道においては標高(ひょうこう)200mの低地(ていち)から2000m以上(いじょう)の高山の乾燥(かんそう)した岩場に生息する原始的(げんしてき)なウサギ。行動が敏(びん)しょうで,岩の間をとぶように走り,小鳥のような高い声で鳴く。夏の間に草・小枝(こえだ)・低木(ていぼく)の葉などを集めて日にほし,岩の下に大量(たいりょう)にたくわえ,冬は冬眠(とうみん)せず,雪の下につくったトンネル内でこれらを食べてくらす。体長(たいちょう):11〜19cm。分布(ぶんぷ):北東アジア。北海道には亜種(あしゅ)のエゾナキウサギが生息する。(哺乳類(ほにゅうるい) ウサギ目 ナキウサギ科)