なこく【奴国】 1世紀(せいき)ごろ,現在(げんざい)の福岡(ふくおか)市付近(ふきん)に存在(そんざい)した小国。『後漢書(ごかんじょ)』東夷伝(とういでん)に,「後漢(ごかん)の建武中元(けんむちゅうげん)2年(57年),倭(わ)の奴国王(なのこくおう)が使者を送り,光武帝(こうぶてい)から金印(きんいん)をたまわった」と記されている。