ナツミカン【<夏蜜柑>】 かんきつ類(るい)の一種(いっしゅ)。別名(べつめい)をナツカン・ナツダイダイ。果実(かじつ)は400gぐらいで,扁球(へんきゅう)形。果皮(かひ)は黄橙(おうとう)色で,厚(あつ)く,表面の油胞(ゆほう)はでこぼこが多くてあらい。果汁(かじゅう)の酸分(さんぶん)が多くてすっぱい。また苦味が少しある。アマナツは酸(さん)の少ない系統(けいとう)である。20〜30粒(つぶ)の種子(しゅし)をふくむ。熟期(じゅくき)は3〜5月。山口(やまぐち)県長門(ながと)市にある原樹(げんじゅ)は天然記念物。愛媛(えひめ)・和歌山(わかやま)・三重(みえ)県などが主産地(さんち)。(被子植物(ひししょくぶつ) ムクロジ目(もく) ミカン科(か))