なにわのみや【難波宮】 7〜8世紀(せいき),現在(げんざい)の大阪(おおさか)市におかれた古代の都。大阪城(おおさかじょう)に近い大阪(おおさか)市中央(ちゅうおう)区法円坂(ほうえんざか)町に遺跡(いせき)があり,内裏(だいり)(天皇(てんのう)の住まい)と天皇(てんのう)が政務(せいむ)や儀式(ぎしき)を行った大極殿(だいごくでん)が発見されている。難波宮(なにわのみや)は,大化(たいか)の改新(かいしん)(645年)の難波遷都(なにわせんと)のさいに造営(ぞうえい)され(686年焼失(しょうしつ)),奈良(なら)時代初期(しょき)に聖武天皇(しょうむてんのう)が副都(ふくと)として再建(さいけん)した(726年)。◇1993(平成(へいせい)5)年より,聖武天皇(しょうむてんのう)が再建(さいけん)した難波宮大極殿(なにわのみやだいごくでん)の復原調査(ふくげんちょうさ)が始まっている。