ナポレオンさんせい【ナポレオン3世】 (1808〜1873)フランス,第二帝政(ていせい)時代の皇帝(こうてい)(在位(ざいい)1852〜1870)。通称(つうしょう)ルイ=ナポレオン。ナポレオン1世のおい。1848年の二月革命(にがつかくめい)後,大統領(だいとうりょう)にえらばれた。1851年,クーデターで任期(にんき)を10年にし,翌年皇帝(よくねんこうてい)となりナポレオン3世を名のった。クリミア戦争(せんそう)に参加(さんか)し,インドシナに植民(しょくみん)地をひろげたが,メキシコ遠征(えんせい)に失敗(しっぱい)。1870年のプロイセンとの戦争(せんそう)にもやぶれて退位(たいい),イギリスに亡命(ぼうめい)した。