なまワクチン【生ワクチン】 生きている病原体の毒性(どくせい)を弱めてつくったワクチン。弱毒(じゃくどく)ワクチン・活性(かっせい)ワクチンともいう。最初(さいしょ)に成功(せいこう)したのは,ジェンナー。かれは牛痘(ぎゅうとう)ウイルスを用いて人間の痘(とう)そうを予防(よぼう)するものをつくった。ほかに,結核(けっかく)のBCG,ポリオワクチンなどが生ワクチンの例(れい)。◇これに対して,病原体をころして毒(どく)だけを利用(りよう)するものを,死菌(しきん)ワクチンまたは不活(ふかつ)化ワクチンという。