韓国のソウルの中心部にある,朝鮮王朝時代の首都漢城(ハンソン)の南の正門であった城門。正式には崇礼門(スンネムン)という。1398年,朝鮮王朝の太祖・李成桂(りせいけい)が建設,1448年,1479年の改築によって2層の楼門の形になった。以来500年以上,豊臣秀吉の朝鮮侵略や朝鮮戦争にも持ちこたえ,ソウルの最古の木造建築として国宝第1号の指定を受けた韓国の象徴的な建造物だったが,2008年2月,火災により土台の石組みを残し,木造楼閣の大部分を消失。過去の補修によって精密な図面は残っており,2010年2月に復元工事着工。