*ならぼんち【奈良盆地】 奈良(なら)県北西部にある盆地(ぼんち)。内陸性(ないりくせい)の雨の少ない気候(きこう)だが,ため池かんがいなどの技術(ぎじゅつ)をともなう高度の農業が古代にもすでに発達(はったつ)していた。奈良(なら)時代には都(みやこ)がおかれた。かつては米作・スイカの産地(さんち)として知られたが,現在(げんざい)は野菜(やさい)・イチゴ・草花などの近郊(きんこう)農業が発達(はったつ)。近年は,住宅地(じゅうたくち)化,工業地化が進んでいる。史跡(しせき)が多く,奈良(なら)・斑鳩(いかるが)・飛鳥(あすか)などは観光(かんこう)客でにぎわう。