ナンキンぎゃくさつじけん【南京虐殺事件】 日中戦争(せんそう)中の1937(昭和12)年12月,中国の首都南京占領(ナンキンせんりょう)前後に日本軍(ぐん)がひきおこした投降兵(とうこうへい)・一般住民(いっぱんじゅうみん)を殺害(さつがい)した事件(じけん)。南京大虐殺(ナンキンだいぎゃくさつ)ともいわれ国際的(こくさいてき)に非難(ひなん)を受けたが,戦後(せんご)まで日本国民(こくみん)には知らされていなかった。日本軍(ぐん)が殺害(さつがい)した中国人の人数については諸説(しょせつ)あるが,この事件(じけん)は中国民衆(みんしゅう)の怒(いか)りを高め,国民政府(こくみんせいふ)は漢口(ハンコウ),重慶(チョンチン)にうつって抗戦(こうせん)をつづけた。