*なんばんぼうえき【南蛮貿易】 16世紀(せいき)半ばから17世紀初(せいきはじ)めの鎖国(さこく)まで,ポルトガル・スペイン人が日本に来航(らいこう)して行った貿易(ぼうえき)。1543年にポルトガル人が種子島(たねがしま)に漂着(ひょうちゃく)してから以後(いご),ポルトガル船は平戸(ひらど)・長崎(ながさき)・府内(ふない)(大分(おおいた)市)などに来航(らいこう)して,中国産(さん)の生糸(きいと)・絹織物(きぬおりもの)や南方産(さん)の皮革(ひかく)・香料(こうりょう),本国からの鉄砲(てっぽう)・火薬をもたらし,大量(たいりょう)の銀をもち帰った。スペイン船は,1584年から1624年まで貿易(ぼうえき)にくわわった。