*にいみなんきち【新美南吉】 (1913〜1943)昭和時代の童話作家。愛知(あいち)県に生まれる。小学校の代用教員をしながら児童雑誌(じどうざっし)『赤い鳥』に童話を投稿(とうこう),のち女学校の教壇(きょうだん)に立ちながら創作(そうさく)にはげんだが,病気のため30歳(さい)で没(ぼっ)した。『ごんぎつね』『牛をつないだ椿(つばき)の木』『おじいさんのランプ』などの作品があり,庶民(しょみん)の子どもの喜(よろこ)びや悲しみをたくみに表現(ひょうげん)し,さわやかな詩情(しじょう)をたたえている。