にがつかくめい【二月革命】 フランスで,1848年2月に王政(おうせい)をたおした革命(かくめい)。七月王政(おうせい)(七月革命(しちがつかくめい))のもとで人口の1%しか選挙権(せんきょけん)がないのをあらためさせようという,市民(しみん)・労働(ろうどう)者の運動を政府(せいふ)が禁止(きんし)したため,パリでおこった。国王ルイ=フィリップは追放され,臨時政府(りんじせいふ)(第二共和政(きょうわせい)という)には労働(ろうどう)者を代表する社会主義(しゅぎ)者も参加(さんか),普通選挙制(ふつうせんきょせい)を採用(さいよう)し,失業(しつぎょう)者救済(きゅうさい)の国立作業場をつくった。コーチ1848年は,ヨーロッパ各地(かくち)で改革(かいかく)や革命(かくめい)がおこり「諸国民(しょこくみん)の春」といわれた。