にげみず【逃げ水】 しんきろうの一種(いっしゅ)で,強く熱(ねっ)せられたアスファルトの道路などで,前方の路面に水たまりがあるように見える現象(げんしょう)。観測(かんそく)者が近づくにつれて,この水たまりは前方へにげていくように見えるので,逃(に)げ水といわれる。地面付近(ふきん)の空気が熱(ねっ)せられて密度(みつど)が小さくなり,光が地面に凸(とつ)にわん曲するため,地面に水があるように見える。