**にさんかマンガン【二酸化マンガン】 化学式 MnO2 硝酸(しょうさん)マンガンを150〜200℃で長時間加熱(かねつ)すると得(え)られる。灰(はい)色ないし灰黒(かいこく)色の粉末(ふんまつ)。水にとけない。強熱(きょうねつ)すると分解(ぶんかい)して酸素(さんそ)を出す。酸化剤(さんかざい)の一種(いっしゅ)である。塩素酸(えんそさん)カリウム・過酸化水素(かさんかすいそ)を分解(ぶんかい)して酸素(さんそ)を得(え)るとき,その分解(ぶんかい)をはやめる触媒(しょくばい)として使われる。マンガンおよびマンガン塩(えん)の原料(げんりょう),マンガン鋼(こう)の材料(ざいりょう),マッチの製造(せいぞう),乾電池(かんでんち)の減極剤(げんきょくざい),染料(せんりょう)・ガラス材料(ざいりょう)・酸化剤(さんかざい)に用いられる。コーチ塩酸(えんさん)をくわえて熱(ねっ)すると塩素(えんそ)を発生する。