にっけいブラジルじん【日系ブラジル人】 ブラジルに渡(わた)った日本人移民(いみん)の子孫(しそん)。日本では,1980年代に大規模(きぼ)な人手不足(ぶそく)になり,外国人労働(ろうどう)者を必要(ひつよう)とした。しかし,日本は仕事につくことを目的(もくてき)とした入国に対してきびしい制限(せいげん)をしていた。このため入国管理法(かんりほう)を改正(かいせい)し,日系移民(にっけいいみん)の2世,3世に永住(えいじゅう)者の在留資格(ざいりゅうしかく)をあたえて,他の外国人より優遇(ゆうぐう)した。この法律(ほうりつ)によって,経済状況(けいざいじょうきょう)が悪化していたブラジルから職(しょく)をもとめて日系(にっけい)人が多数来日するようになり,工場や建設現場(けんせつげんば),高齢(こうれい)者医療(いりょう)の現場(げんば)などで働(はたら)いている。