社会保険庁が廃止され,政府の公的年金事業の運営を引き継いだ特殊法人。2010(平成22)年1月1日発足。厚生労働大臣の監督のもと,厚生年金や国民年金などの適用,保険料の徴収,給付といった年金業務を行う組織で,約1万人の役員・職員は非公務員。全国の社会保険事務所も年金事務所に改められた。2004(平成16)年ころから社会保険庁の効率化・合理化は検討されていたが,2005年にかけて職員の汚職などの不祥事がつぎつぎと明らかになり機構改革の声が高まり,2007年6月,日本年金機構法が成立した。⇒年金⇒厚生年金⇒国民年金