にゅうせん【乳腺】 哺乳類(ほにゅうるい)で乳汁(にゅうじゅう)を分泌(ぶんぴつ)する腺(せん)。皮膚(ひふ)にある腺(せん)では最(もっと)も大きいが,汗腺(かんせん)の変化(へんか)したものと考えられている。ヒトでは胸部(きょうぶ)に1対(つい)あり,成人(せいじん)した女子では半球状(じょう)にもり上がり,乳房(にゅうぼう)とよばれるが,更年(こうねん)期以後(いご)はふたたび小さくなる。コーチ乳汁(にゅうじゅう)を出す腺(せん)は15〜20個(こ)あって,乳頭(にゅうとう)に開いている。