のうぎょうぜんしょ【農業全書】 江戸(えど)時代前期,農学者の宮崎安貞(みやざきやすさだ)があらわした農学書。11巻(かん)。1697年刊行(かんこう)。中国の農学書『農政(のうせい)全書』を参考(さんこう)にしながらも,自らの実地研究をふまえて,穀物(こくもつ)・野菜(やさい)・商品作物などのつくり方を絵図を用いて記述(きじゅつ)し,当時の農業技術(ぎじゅつ)の発展(はってん)に大きな貢献(こうけん)をした。