のぎくのはか【野菊の墓】 伊藤左千夫(いとうさちお)の中編小説(ちゅうへんしょうせつ)。1906(明治(めいじ)39)年発表。千葉(ちば)県松戸(まつど)の郊外(こうがい)を舞台(ぶたい)に,15歳(さい)の少年政夫(まさお)と2歳(さい)年上のいとこ民子(たみこ)との純真(じゅんしん)でかれんな初恋(はつこい)物語。写生文の技法(ぎほう)を生かした叙情(じょじょう)ゆたかな作品。