のさかあきゆき【野坂昭如】 (1930〜2015)現代(げんだい)の小説(しょうせつ)家。神奈川(かながわ)県に生まれる。第二次世界大戦末期(たいせんまっき)の少年時代を戦災孤児(せんさいこじ)(空襲(くうしゅう)によって親や家をうしなった子ども)としてすごし,放浪(ほうろう),飢餓(きが),妹の衰弱(すいじゃく)死,少年院生活などを体験(たいけん)した。1968(昭和43)年,『火垂(ほた)るの墓(はか)』『アメリカひじき』で第58回直木賞(なおきしょう)を受賞(じゅしょう)。代表作に『エロ事師(ごとし)たち』『骨餓身峠死人葛(ほねがみとうげほとけかずら)』などがある。