はいけつしょう【敗血症】 化のう菌(きん)などが血液(けつえき)中で繁殖(はんしょく)し,全身に重い症状(しょうじょう)をおこす病気。高熱(こうねつ)がでて食欲(しょくよく)がなく,貧血(ひんけつ)や皮下出血をおこし,筋肉(きんにく)・骨(ほね)・関節(かんせつ)などが痛(いた)む。重くなると心臓(しんぞう)が弱まり,意識障害(いしきしょうがい)などもおこす。ブドウ球菌(きゅうきん)・連鎖球菌(れんさきゅうきん)・大腸菌(だいちょうきん)・肺炎双球菌(はいえんそうきゅうきん)などが原因(げんいん)となる。治療(ちりょう)には,サルファ剤(ざい)やペニシリンなどの抗生物質(こうせいぶっしつ)が使われる。