2010年1月12日,ハイチ共和国の首都ポルトープランスの西南西15kmの沖合を震源地として発生した大地震。震源の深さは約10km,マグニチュード7.0,北アメリカプレートとカリブプレートの衝突地域で発生した直下型地震。震度は6弱〜6強と推定されるが,もろくて欠陥のある多くの建物がのきなみ倒壊し,政情不安で政府が機能していないことも被害に拍車をかけ,ポルトープランスを中心に被害は死者31万6000人以上,被災者は300万人以上と推定されている(2011年1月現在)。その後も復旧は進まず,国連によるハイチ安定化ミッションが行われ,日本からも自衛隊のPKO部隊が派遣されている。